laid back

ほかから移ってきました。日々、思うところ感じるところを気ままにつらつらと。

ソウルメイト。

先週末、1通のメールが届いた。

 「久々に行きますか?南方面がいいかもしれないよ」........。そんな文面だった。

 差出人は、サーファー仲間の先輩Hさん。大学時代、自分にサーフィンを教えてくれた師匠でもあるHさんとは、ずっとこんな感じで交流を続けている。

 波が上がってきた時だけ、しかも、ビッグウェーブが押し寄せてくるタイミングでしか連絡を取り合わない。27年来の付き合いなので、そこはもう阿吽の呼吸。ほぼグッドタイミングでどちらからともなく連絡している。



 Hさんとは普段、全く交流がない。つながっている唯一の理由が、サーファー同士だということ。全く交流がないとはいえ、ホームポイントが同じなので、たまには海で顔を合わせ、もちろん世間話なんかはするけど、それ以上でも以下でもない。お互い、プライベートな部分をあまり知らないのだ。

 不思議な関係といえばそうかもしれないが、このくらいが互いにとって都合がいいし、心地もいい。長続きしている理由もそのあたりにあると思っている。

 Hさんと自分は、人と競い合うコンペには全く興味がなく、ひたすらグッドウェーブを追い求めている「ソウルサーファー」だ。

 波乗りは、自然が相手なので、サーファーの意志でどうにかなるものではない。気ままな波のように、必要以上に干渉せず、気ままに付き合っていくのが、俺たちの流儀。

 さて、次回のメールはいつになることか。


 【写説】宮城県山元町・「笠野」ポイント。頭オーバー。とても良く見えたけど、入ったら、すごくしんどかった(2011年2月13日朝)